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凸版印刷、環境対応オフセット印刷による紙器包材の本格生産開始

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、「サステナブルバリューパッケージ」の活動の一環として、凸版印刷の紙器包材の基幹工場である相模原工場において、油性バイオマスインキと水性パックニスを組み合わせた環境対応オフセット印刷「エコラスター」の本格生産を開始する。
 同工場では、UVオフセット印刷から「エコラスター」への切り替えを行うことで、1年間で約700t以上のCO2排出量の削減効果が見込まれる。今後、全国の紙器製造拠点へ展開し、年間で約1,700t以上のCO2排出量削減を目指す。
 「エコラスター」は、バイオマスインキを使用していることや、印刷工程でUVランプが不要になることから、一般のUVオフセット印刷と比較して、インキの原料由来と印刷工程を合わせたCO2排出量を約34%削減することが可能な環境対応印刷として、凸版印刷が今年2月に開発したもの。メタリックインキ以外は油性バイオマスインキを使用しているため、バイオマスマークと植物油インキマークが付与できる。

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