凸版印刷（株）（麿秀晴社長）は、流通・小売店舗をはじめ、製造業や施設管理など様々な業界に提供している、商品情報を管理できる低価格のUHF帯ICタグ「SMARTICS-U」（スマーティックス・ユー）シリーズの新ラインアップとして、FSC認証紙をアンテナ基材にした環境配慮型ICタグラベルを開発し、10月から販売を開始した。
　ICタグのアンテナは、基材上に導電性インキを用いて印刷によって形成。今回同社が開発した独自技術により、通信性能を維持した紙のアンテナを開発し、プラスチックを使用しない環境配慮型ICタグラベルを実現した。
　また、独自設計により20%の薄型化（同社従来品比較）を実現。さらに物品等に貼り付けたICタグラベルを剥がそうとすると、ラベルが破壊され、通信不能となるよう設計し、ラベルの再利用による偽造防止を実現している。