大日本印刷（株）は、電気自動車やプラグインハイブリッド車等の電動車、無人搬送車（AGV）に、11・1kWの大電力に対応した薄型・軽量・低コストなワイヤレス充電用シート型コイルを開発した。
　環境負荷の低減に向けて世界的に電動車が普及する中、ワイヤレス充電技術が電動車のさらなる普及を促進するものとして注目されている。一方、電導線としてリッツ線を使用する既存のコイルは、厚み・重量・コストに課題があった。
　こうした課題に対してDNPは、エレクトロニクス部門の事業で長年培った知見を活かしたコイル設計技術・製造技術により、大電力伝送に対応した既存製品よりも薄型・軽量、かつ低コストなワイヤレス充電用シート型コイルを開発した。EVやPHEVに加え、市場が拡大しているAGVにも使用できる。