凸版印刷、印刷加飾技術を用いた高意匠NFCラベル開発
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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、高級感を表現できる金属調加飾を施しながらもNFCタグに求められる通信性能も維持した高意匠NFCラベルを開発した。
金属調加飾による高い意匠性の実現に加え、NFCが金属による通信影響を受けやすいという課題に対応し、印刷加飾技術や箔のデザインパターン、アンテナ設計等の技術を組み合わせることで通信性能の維持を実現したNFCラベル。近年のNFCタグ需要の高まりにともない、同社では用途拡大の取り組みの一環としてNFCタグの高意匠化を進めており、今回は金属調加飾技術を用いた2つの製品をラインアップした。
金属調装飾タイプは、デジタル印刷による金属箔転写と他印刷との複合化による金属調加飾デザインを付与したモデルで、箔版が不要なため、意匠性の高いデザインを低コスト・短納期で対応できる。また、金属調鏡面タイプは、金属蒸着を使ってラベル全面を金属鏡面調に仕上げたモデルで、ゴールドやその他メタリックカラーの色調再現、マット調仕上げ等も可能である。