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凸版印刷ら3社、大学向けデジタル教科書・教材供給体制で協業

 (株)Lentrance(石橋穂隆社長)、凸版印刷(株)(麿秀晴社長)および(株)紀伊國屋書店(高井昌史会長兼社長)は、高等教育におけるデジタル化推進を受けて、大学向けデジタル教科書システムの導入およびコンテンツ開発・販売促進を目的とした協業を開始した。
 コミックやライトノベルなどの一般市場向け書籍と異なり、高等教育・学術市場で主に利用される専門書籍は電子化が進んでいない。一方、昨今のコロナ禍によるオンライン環境での講義の増加や、「GIGAスクール構想」をはじめとする初等・中等教育のデジタル化推進を受けて、高等教育における電子書籍・デジタル教科書への要望も一気に高まっている。
 このような背景のもと、デジタル教科書用プラットフォームとして初等・中等教育で豊富な導入実績を持つ「Lentrance」と、凸版印刷が持つ電子書籍コンテンツ開発能力、そして紀伊國屋書店が持つ高等教育教科書市場における市場シェアおよび販売力を合わせることで、日本の高等教育におけるデジタル教科書の導入を強力に推進するため3社協業を開始する。
 今後、紀伊國屋書店の顧客基盤をベースに随時デジタル教科書の導入を進め、高等教育におけるデジタルシフトを支援。3社協業の販売面を担う紀伊國屋書店では、2025年度までに関連受注も含め約200億円の売り上げを目指す。

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