凸版印刷、中国で製品向けID認証プラットフォームを構築
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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、製品に付与する固有IDを通じて、顧客との接点を構築し、サプライチェーン管理を可能とするクラウド型ID認証プラットフォームのサービス提供を、中国市場向けに開始した。
同プラットフォームは、Selinko SA(本社/ベルギー・モンサンギベール)のNFCに対応したID認証システム基盤技術と、凸版印刷のIDデバイス技術を融合させ、中国国内に構築したもの。この導入により、製品に付与されたQRコードやNFCタグ、UHF帯のRFIDなどのIDデバイスを消費者のスマートフォンや製造工場、物流倉庫の読取装置で読み取ることで、企業は商品情報の提供や真贋判定、デジタルプロモーションなどの顧客サービスの提供と、収集したデータを活用したトレーサビリティ管理や不正流通の監視など、サプライチェーンの管理が可能となる。
今後同社は、中国国内に構築したID認証プラットフォームを活用したID認証サービスを、化粧品をはじめ、医薬品、日用品などに対して販売を拡大。2025年までに関連受注を含め約20億円の売り上げを目指す。
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