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凸版印刷、環境対応オフセット印刷で製造リードタイム短縮

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、「サステナブル バリュー パッケージ」のラインアップのひとつとして、油性バイオマスインキと水性パックニスの組み合わせで製造方法を確立した環境対応オフセット印刷「エコラスター」を開発した。
 主に紙器印刷で使用されているUV印刷と同等のリードタイムで製造することができ、従来の油性印刷と比べ、生産性が大幅に向上。原材料には植物由来のバイオマスインキ(メタリックインキ除く)を使用しているため、バイオマスマークと植物油インキマークの付与が可能だ。
 また、今回の印刷技術は、UVランプを未使用で植物由来のバイオマスインキを使用しているため、一般のUVオフセット印刷と比較して、インキの原料由来と印刷工程を合わせてCO2排出量を約34%削減する。
 今後同社は、パッケージ製品の高機能化を推進し、食品や日用品などのパッケージ市場に「環境対応オフセット印刷」を拡販。2022年度に関連受注も含め約100億円の売上を目指す。

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