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凸版印刷、リチウムイオン電池用の消火フィルム開発

火災発生時の熱に反応して消火剤エアロゾルを放出し、 負触媒作用により消火。 エアロゾルで空間を満たすことで高い消火能力を発揮する

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、「スマートライフバリューパッケージ」のラインアップのひとつとして、火災発生時の熱に反応して、消火効果のあるエアロゾルを放出する「消火フィルム」を開発。電池メーカーや電機メーカー向けに2月から販売を開始した。
 同社は、「価値あるパッケージ」でより良い社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE Packaging」を掲げ、ひとに価値ある「スマートライフバリューパッケージ」を提供している。
 「消火フィルム」は、ヤマトプロテック(株)(本社/東京都港区)が開発した消火効果の高いエアロゾルを放出する消火剤を使用し、凸版印刷が持つ塗工技術と「GL BARRIER」の高いバリア性能を活用して耐久力を高めた粘着性のあるフィルムとして新たに開発した。リチウムイオン二次電池のケース内や配電盤・分電盤設備の内部に同製品を貼ることで、電池内の不具合や配電盤の配線ショートにより発火した時の初期消火や、延焼抑制に高い効果を発揮。同時に人体や環境に悪影響のある物質を使用しておらず、消火の際に有害なガスも発生しない。

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