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大日本印刷、国内初で抗菌・抗ウイルス効果のあるICカード開発

抗菌・抗ウイルス効果のある非接触ICカードのデザインサンプル

 大日本印刷(株)は、抗菌と抗ウイルスの性能を兼ね備えた「非接触ICカード」を国内で初めて開発し、電子マネー、社員証や入館証などに向けて10月から提供を開始する。
 今回、DNPが開発した非接触ICカードの抗ウイルス性能は、外部評価機関である地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所がISO 21702に準拠して実施した分析・評価の結果、抗ウイルスの効果があることが確認されている。カード表面に付着するウイルスの数を減らすことにより、人の手に着くウイルスを減らすことができる。
 抗ウイルス性能だけでなく、従来からの抗菌性能も兼ね備えており、衛生管理が一層求められる医療機関や福祉施設、食品関連の施設、教育機関などでも安心して利用することができる。抗菌性能はJIS Z 2801(抗菌仕様に関するJIS規格)に準拠し、カード表面の大腸菌と黄色ブドウ球菌の繁殖率を1%以下に抑える効果を持っている。
 抗ウイルス剤をカードの両面にコーティング(塗工)しているため、頻繁な利用などによってカード表面が傷ついたりした場合でも、抗ウイルス性能を維持したまま利用できる。

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