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凸版印刷、電子ペーパー搭載RFIDで製造現場のDX化支援

「Near cross D 2.9」の表面(左上)と裏面(左下)、コンテナに添付したイメージ(右)

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、電池交換や充電などのメンテナンスが不要なバッテリーレス表示機能付きRFIDタグ「Near cross(ニアクロス)D2.9」を開発。8月25日から製造業や流通・小売業に向けて提供を開始した。
 同RFIDタグは、製造現場に多く使用されている通信規格ISO/IEC15693に準拠したHF帯RFIDを使用しているため既存のリーダーライタでの読み取りと書き変えが可能。またリーダーライタから、搭載しているE Ink製電子ペーパーディスプレイの表示を3秒程度で変更でき、10万回以上の表示変更が可能。RFIDの通信に使用される電力を電子ペーパーの書き換えに利用する省電力設計を行っているため、電池交換や充電などのメンテナンス作業を省くことができる。これらにより、RFIDによるトレーサビリティに加え、製造現場での省人化やペーパーレス化に貢献する。

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