凸版印刷、マテリアルリサイクル可能なイベント用バナー開発
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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、オリンピックの公式化学会社であるダウ社(本社/米国ミシガン州)と共同で、再生可能な装飾メディア「ecocracy(エコクラシー)」を開発。8月21日から販売を開始した。
「ecocracy」は、競技会やイベントに使用される装飾メディアで、終了後に回収しウッドデッキ材や植木鉢など、記念品として再生することができる。ダウ社が持つ優れた光学適性と加工性を兼ね備えたポリオレフィン樹脂は、従来のターポリン性の装飾メディアと比較して複数のプラスチック素材を使用していないため再生樹脂としてリサイクルが容易であり、再生樹脂を木粉や添加物と混合し、ベンチや床などのウッドプラスチック製品や再生プラスチック製品などにマテリアルリサイクルが可能である。
凸版印刷は「ecocracy」に使用するシートの生産と印刷・加工を行うとともに、イベント会場からの回収、再生樹脂としてのペレット化、成型品の生産、成型品の販売までを行う。