共同印刷、生産体制の合理化に向けグループ再編
共同印刷(株)(藤森康彰社長)は、6月18日開催の取締役会において、2020年10月1日を効力発生日(予定)として、同社情報コミュニケーション部門の情報メディア事業部製造本部を、会社分割により同社の完全子会社である共同印刷製本(株)(以下、「共同印刷製本」)に承継させるとともに、同じく完全子会社である(株)コスモグラフィック(以下、「コスモグラフィック」)の刷版出力部門を、会社分割により共同印刷製本に承継させることを決議した。
今回の会社分割は、デジタル技術の進展により、出版印刷、商業印刷等、情報メディアの分野を中心に紙媒体の需要が急速に減少していく中、同社グループが同分野の印刷事業を継続していくためには、より一層の生産体制の合理化が必要であると判断したもの。そのためグループ内に分散している印刷加工に関する製造工程と組織機能を統合し、印刷から加工までの一貫生産を担う新製造子会社「共同印刷メディアプロダクト株式会社(仮称)」を設立する。この再編により、最適な生産体制に向けた工程の合理化と、需要に応じた柔軟な運用体制を構築し、収益性の向上を図っていく。
なお、今回のグループ再編により、共同印刷製本は吸収分割の効力発生日をもって「共同印刷メディアプロダクト株式会社(仮称)」に商号変更を行う予定。
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