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共同印刷、平山郁夫「光燿厳島」の高級複製画を限定300部発売

独自開発の複製画技法を駆使するとともに作品一部ずつを職人がシルクスクリーン手刷りで仕上げている

 共同印刷(株)(藤森康彰社長)は、平山郁夫画伯の名作「光燿厳島(こうよういつくしま)」の高級複製画を限定300部のエディションで制作、販売を開始した。
 「光燿厳島」は、瀬戸内海に囲まれた自然豊かな生口島(広島県)で育った平山画伯が、故郷に生命の根源を見いだして描いた作品。舞台となった厳島神社は、古来、神の島と崇められてきた宮島にあり、推古天皇の時代に創始されたと伝えられている。同作では、背後に五重塔を臨み、木々の緑や海の青と建物の色彩が美しく調和した、客(まろうど)神社の祓殿(はらえどの)が描かれている。また、平山画伯が自らの人生を俯瞰した、集大成のような作品でもある。人は「赤」ん坊として生を受け、「青」年へと成長する-赤は被爆体験から得た「死」の世界、緑はそれを力強く乗り越えていった「生」の世界を表し、生死の狭間を乗り越えて生き抜いてきた、画伯のエネルギーが秘められている。
 今回、同社が独自開発した複製画の技法「彩美版」を駆使し、さらに作品一部ずつを職人がシルクスクリーン手刷りで仕上げている。

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