凸版印刷、脳活動を可視化して消費者インサイトを分析
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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、1968年に設立された消費行動研究室により、さまざまな調査手法で消費者の潜在意識を把握する委託調査や自主調査を行っているが、このたび、消費行動研究室が提供する調査手法の新たなラインナップとして、消費者の購買行動時の生体反応を分析する脳活動計測技術を活用した調査メニューを消費財メーカーに向けて本格的に提供を開始する。
同調査メニューは、国立大学法人東北大学(宮城県仙台市)と(株)日立ハイテク(東京都港区)のジョイントベンチャーである(株)NeU(東京都千代田区)の提供する携帯型脳活動計測装置を活用した、消費者インサイトを分析する調査。脳血流を計測することで、前頭前野において脳血流反応を示した箇所の活動状況を把握し、数値化することが可能で、これにより、消費者が商品や売り場に対して感じる言葉では表現が難しい直感的な感覚や無意識的な反応を定量化・可視化する。