ページの先頭です

凸版印刷とIGS、リチウムイオン蓄電池の故障を可視化

蓄電池画像診断システム機器

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)と国立大学法人神戸大学発のスタートアップ企業である(株)Integral Geometry Science(本社/兵庫県神戸市、以下「IGS社」)は、IGS社が開発した蓄電池画像診断システムの機器販売と蓄電池の受託検査サービスを2月から本格的に開始した。
 同システムは、IGS社CSOである国立大学法人神戸大学数理データサイエンスセンターの木村建次郎教授が開発した、蓄電池内部の電流密度分布状態を破壊せずに可視化できる世界で唯一実用化されたシステム。蓄電池から発生する磁場を測定し、木村教授らが発見した磁場と蓄電池内電流の逆問題の解析解を用いることで、電気の流れを画像として可視化することができ、故障につながる可能性のある電気回路の短絡箇所を把握できる。
 凸版印刷は、(株)T&Tエナテクノ(東京都台東区)を販売窓口として、同システムの販売と受託検査サービスを自動車メーカーやリチウムイオン電池メーカーなどに向けて開始する。

注目コンテンツ