凸版印刷、みずほ銀行の校閲・校正業務をAIで支援
凸版印刷(株)(麿秀晴社長)が開発した「AI校閲・校正支援システム」がこのほど、(株)みずほ銀行に採用された。
同システムは、AIを活用することで印刷物・デジタル媒体に関する業界・企業特有の表記や専門用語を学習し、企業ごとの基準に合わせて文章の校閲・校正を可能にするもの。同社では、金融業界向けにサービス提供を開始しており、このほど、みずほ銀行に採用され、広告制作物における業務効率化を目的に2020年1月から運用を開始する。
この採用に先だち、凸版印刷とみずほ銀行は共同で同システムの実証実験を2018年12月から2019年3月まで約4ヵ月間実施。実証実験において、広告制作物における校閲・校正業務に本システムを活用することにより、作業者の負荷削減やヒューマンエラーの減少などの業務効率化が確認され、有効性が実証された。
今後は、金融業界を中心に拡販を進め、2020年度までに20社の導入、2022年度までに関連受注を含めて累計100億円の売上を目指す。