凸版印刷、訪日外国人向け観光マーケティングの実証実験開始
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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、クラブツーリズム(株)(本社/東京都新宿区、小山佳延社長)協力のもと、旅ナカツールアプリ「旅道(R)-TABIDO-」を用いて、訪日外国人のSNS投稿写真とデジタルクーポンの利用状況を分析し動向や嗜好を把握する実証実験を実施する。
同実証実験は、クラブツーリズムの訪日外国人向け募集型企画旅行「YOKOSO Japan Tour」への参加者を対象に、同ツアーの「1,000円引きクーポン」が当たる「ハッシュタグキャンペーン(Instagram/Twitter)」を開催。参加者に立ち寄った場所や食事、購入したお土産などの写真投稿を促す。また、デジタルクーポンを入手できる専用マーカー「AReader」が印字されたリーフレット(英語/繁体字)をツアー参加者に配布。同アプリをダウンロードしたスマートフォンでマーカーを読み取ることで、ツアーの周遊先である京都府、大阪府などの観光スポット計8ヵ所のクーポンを利用できる。
従来、参加者の動向はツアー後のアンケートによる情報収集が中心だったが、SNSへの投稿写真内容の分析と、電子スタンプサービス「マルチスタンプ」を用いたデジタルクーポンの利用状況分析により、訪日外国人の新たなニーズや動向の把握を行う。これにより、訪日外国人の多様化するニーズに合わせた観光スポットへの誘致やツアー商品の開発などを支援していく。