凸版印刷、ICタグで航空手荷物を安全管理
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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、航空手荷物の紛失(ロストバケージ)削減や業務効率化を目的に、長距離で安定した読み取りを実現する、アンテナにICチップを実装した航空手荷物用ICタグインレットを開発した。8月から海外の航空手荷物ラベルメーカーへサンプル出荷を開始、2020年1月から販売を開始する。
アンテナにICチップを実装したインレットの構造を航空手荷物向けに最適化したもの。電波の受信感度を高くしたことによる長距離通信と各国において異なる帯域での通信を可能にした独自設計のアンテナに、低消費電力が特長の最新ICチップを搭載。長距離で安定した読取りが可能なインレットを実現した。これにより、近年ICタグの導入が進む航空業界における航空手荷物用ICタグの普及を推進する。