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凸版印刷、金箔屏風の高品位複製技術「Refina Graphy」開発

国宝「洛中洛外図屛風(舟木本)」の高品位複製

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、新たな金箔屏風の高品位複製技術「Refina Graphy(レフィナ グラフィ)」を開発。金箔の輝きと繊細な日本美術の表現を、金箔用紙と独自の印刷技法の応用で再現した。
 今回は東京国立博物館所蔵の国宝「洛中洛外図屛風(舟木本)」をテーマに製作。同館と文化財活用センターの監修のもと、超高精細アーカイブデータを用い、印刷のみで金箔・金泥・絵柄の異なる質感による視覚的な特徴を再現し、奥行き感や華やかさといった作品の持つ本来の美しさを実現している。
 この技術により、金箔を用いた美術作品の豊かな表現を印刷でより実物に近い状態で複製することが可能になり、国宝や重要文化財をはじめとする貴重な作品等を身近に親しむ新しい鑑賞体験機会の創出を促進する。
 なお、同複製品は7月19日に開催されるシンポジウム「進化する複製の未来」で初公開される。

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