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大日本印刷、環境配慮パッケージでCO2削減2,500tを突破

 大日本印刷(株)は、同社が開発した「DNP植物由来包材 バイオマテック」の2018年度の1年間の出荷量からCO2削減量を算定したところ、石油由来の包材を使用した場合よりもCO2排出量が2,500t以上減少したと発表した。これは、17.8万本の森林(杉など)が1年間で吸収するCO2量に相当する。
 DNPは、「持続可能な原料調達」「CO2の削減」「リサイクルの推進」という3つの価値を起点に循環型社会の実現をめざしており、環境負荷の低減につながるパッケージシリーズ「GREEN PACKAGING」を展開している。「CO2の削減」においては、製造工程はもちろん、使用や廃棄なども含む製品のライフサイクル全体での排出量削減を推進している。
 この「GREEN PACKAGING」の柱のひとつが、「DNP植物由来包材 バイオマテック」シリーズ。サトウキビから砂糖を精製した際の副産物(廃糖蜜)やとうもろこしなど、植物由来の原料を一部に使用して、石油資源の使用量を削減する。植物は生育の過程で光合成によってCO2を空気中から取り込んでいるため、パッケージ使用後の焼却時に出るCO2と相殺することが可能で(カーボンニュートラル)、製品のライフサイクル全体でのCO2の削減に有効となる。

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