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凸版印刷、PET単一素材のモノマテリアル軟包材を開発

PET基材の「GL FILM」とPETシーラントで構成

 凸版印刷(株)は、近年社会課題となっているプラスチックごみ問題に対応するため、よりリサイクルしやすいPET(ポリエチレンテレフタレート)単一素材からなる個包装向けモノマテリアル軟包材を新たに開発した。7月から海外・国内のトイレタリー、医療・医薬、食品業界向けにサンプル出荷および販売を開始し、2025年に関連受注を含め30億円の売上を目指す。
 同製品は、「GL FILM」のラインアップのひとつである「GL-LP」を活用したPP(ポリプロピレン)単一素材の軟包材に続く、PET単一素材のモノマテリアル対応製品。従来の個包装に使われる包材がアルミ素材を含む複数素材から構成されているのに対し、同製品は世界トップシェアの透明バリアフィルムブランド「GL BARRIER」のひとつであるPET基材の「GL FILM」と、PETシーラントにより構成されている。この製法と素材構成により、高い酸素バリア性と水蒸気バリア性、内容物の香り・品質を損なわない低吸着性を付加すると同時に、単一素材化によるリサイクル適性も高めた。

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