凸版印刷（株）は、3月14日開催の取締役会において、代表取締役の異動について決議し、代表取締役社長に麿秀晴氏（代表取締役副社長執行役員）が就任する人事を発表した。6月下旬に開催予定の定時株主総会および取締役会において正式決定する。なお、現代表取締役社長の金子眞吾氏は代表取締役会長に就任、現代表取締役会長の足立直樹氏は特別相談役に就任する予定。
　金子眞吾氏は2010年6月に社長に就任し、今年6月をもって、在任期間9年を迎える。就任から推し進めた「グループを含めた構造改革の遂行」「新事業・新市場の創出」「グローバルな事業展開の加速」に目処がついたことを機に、トップの若返りも含め、今回の人事に至ったもの。麿新社長の体制下で印刷テクノロジーをベースとした研究開発力と生産技術力に磨きをかけるとともに、グローバル経営をより深化させ、企業価値の向上を図る考え。