長谷寺と凸版印刷、日本最大級の掛軸をデジタルアーカイブ
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総本山長谷寺(奈良県桜井市)と凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、長谷寺が所蔵する日本最大級の掛軸「長谷寺大観音大画軸」のデジタルアーカイブを実施した。
長谷寺が所蔵する「長谷寺大観音大画軸」は、縦16.46メートル×横6.22メートル、重さ125.5キログラムで日本最大級の掛軸。今回、この大画軸を大型のスキャナを用いてデジタルアーカイブを実施。その大きさから、従来の手法ではデータの取得が困難であったため、大画軸にあわせて設計したスキャナを用い、巨大な大画軸のデジタルアーカイブが実現した。併せて、取得したデータを用いて大観音を原寸大で鑑賞できる映像コンテンツを制作。これによって、これまで難しかった長谷寺以外での大画軸の出開帳が可能になった。
同映像コンテンツは、3月13日に長谷寺と真言宗豊山派宗務所(東京都文京区)など4箇所で開催される「大観音大画軸」出開帳において活用される。