大日本印刷、壁や天井から光や音を発する次世代ステルス空間を開発

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大日本印刷(株)(北島義斉社長)は、人の在室状況や会話など、空間内のセンサーで収集した情報に合わせて、壁や天井などの部材自身が部屋の光の色を変えたり、音を発したりするシステム「次世代ステルス空間」を開発。3月5日から東京ビッグサイトで開催されている「JAPAN SHOP 2019」のDNPブース(JS4402)において同システムのプロトタイプを公開している。
同システムは、人の五感が受け取る光や音などを、照明やスピーカーなどの従来の機器からではなく、あたかも空間を構成する壁や天井等の部材から発するシステム。公開されたプロトタイプは、(株)村田製作所が開発した会議空間のコミュニケーション状況を可視化するセンシングデータプラットフォーム「NAONA」と、(株)日建設計とDNPの共同開発によるフルカラーLED照明一体型壁装材を連動させ、空間の状況に応じたインタラクティブな光の変化を実現している。
DNPでは、オフィスやホテル、住宅や店舗、教育施設や医療・介護施設などに向けて、可変する建装材と各種センサーを組み合わせたハードウェアと、制御プログラムや操作インターフェイスなどのソフトウェアをパッケージ化したシステムとして「次世代ステルス空間」を提供していく方針。