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凸版印刷、浴室などの濡れた場所でも使える紙パック開発

「キューブパック」のサンプル

 凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、これまでのプラスチックボトルからの代替が可能な新しい紙パック「キューブパック」を開発した。独自構造により、従来の紙パックでは不可能だった、洗面所やバスルームなど濡れた場所での常時使用が可能な新しい容器として、トイレタリー業界などに向けて2月からサンプル出荷を開始する。
 水回りでの使用時に水と常時接着する底部付近に紙端部を設けない独自構造により、プラスチックボトルとほぼ同等の耐水性を実現したもの。また、従来の紙パックではその構造上不可能だった、口栓を中央につけられる形状も実現しており、ポンプを付け替える「付け替え容器」や広口容器としての使用も可能である。
 企業は同製品を採用することで、プラスチックボトルと比較して石化由来材料を約75%削減できる。

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