凸版印刷、家族や地域の情報を知らせる壁材開発
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凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、「トッパンIoT建材」シリーズの新製品として、ディスプレイと化粧シートを組み合わせ、住空間において家族や地域の情報を受信・表示できる壁材「インフォウォール」を開発。2019年夏から不動産事業者や住宅メーカー、商業施設などに向けて販売を開始する。
同社は、1956年から建装材印刷事業を開始し、60年以上に渡って意匠性や機能性、環境適性に優れた建装材を提供。また、建装材に各種センサーなどIoT機器を組み合わせることで、居住者の見守りなどの社会課題解決に貢献する新しい建装材を提供する「トッパンIoT建材」事業を展開している。
今回の新製品は、凸版印刷の建材製造技術を用いてディスプレイと化粧シートを組み合わせ、それ自体が生活に役立つ情報を伝える壁材。ネットワーク経由でクラウドサーバから取得した家族のスケジュール・メッセージや天気などの地域情報を表示することができるため、住空間における家族のデジタル伝言板などとして活用でき、家族間のコミュニケーションを促進する。