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凸版印刷、「LIMEX」開発のTBM社と資本・業務提携

 凸版印刷(株)(金子眞吾社長)と(株)TBM(本社/東京都中央区、山﨑敦義社長)は、11月2日付けで資本・業務提携を締結した。
 「LIMEX(ライメックス)」は、TBMが開発した、石灰石を主原料とし石油由来であるプラスチックの使用量を抑えたプラスチック代替となる新素材。近年、海洋汚染の主要因としてマイクロプラスチックの問題がクローズアップされており、欧州をはじめとする多くの国々においてプラスチックゴミの削減に向けた規制が強化される。今後、世界中の企業が限りある天然資源の使用を削減し、環境負荷が低い代替素材への切り換えを行っていくことが予想されている。
 TBMが開発・製造・販売している「LIMEX」は世界40ヵ国以上で特許を出願し、日中欧米を含む20ヵ国以上で登録済みである。
 凸版印刷は今回の資本・業務提携に先立ち、TBMとLIMEXの用途拡大に向けた共同開発・ライセンス契約について2016年11月に基本合意し、共同事業開発を進めてきた。今後も、従来の情報コミュニケーション事業に加え、パッケージ事業、建装材事業など幅広い事業展開で蓄積してきた各種ノウハウを活用し、「LIMEX」の特性を活かした新たな研究開発・用途開発を共同で進め、高付加価値マーケットの創出を目指す。

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