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凸版印刷、風味を常温で長期間保持できるバリア紙パック開発

清酒や焼酎などのアルコール飲料に含まれる香気成分の容器への吸着を低減

 凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、バリア紙パック「EP-PAK(イーピーパック)」で、清酒や焼酎などのアルコール飲料に含まれる香気成分の容器への吸着を低減し、風味を常温で長期間保持できる「低吸着EP-PAK(イーピーパック)」を開発した。今年12月から酒類業界向けに販売を開始し、2020年度に約3億円の売上を目指す。
 「EP-PAK」は同社が開発した口栓付き液体用紙製容器で、内容物の保護性に優れ、常温での長期保存が可能である。清酒や焼酎などの飲料はもちろん、業務用ヘアケア剤やカー用品など、幅広い分野での採用実績がある。
 今回開発した新製品は、容器と内容物の接触層に同社の独自技術により開発した低吸着性能により風味を保持できる内装フィルムを使用することで、アルコール飲料に含まれる香気成分の残存率の向上を実現した。これにより、清酒や焼酎などの独特の香りを楽しむ飲料において、その風味をさらに長期間保持することが可能になった。

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