凸版印刷、レトルト食品の中身を無駄なく取り出せるパウチ開発
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凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、パウチ中の内容物の排出性向上による時短調理の実現を目的に、国内初となる内容物を無駄なく取り出せる撥液機能を有した、食品向けレトルトパウチの新製品を開発した。
パウチと食品との接触層に使用されるポリプロピレン(PP)樹脂に、同社独自の樹脂ブレンド技術を活用した加工を施し、撥液機能を付与することにより、内容物の取り出しやすさの向上を実現したレトルトパウチ。これにより、パウチを開封して皿などに移す際に、パウチの内側に付着して残りがちな食品や調味液などの内容物の量を、従来の食品向けレトルトパウチと比較して約20%低減。また、しぼり出さなくても内容物を素早くきれいに取り出せるため時短調理にもつながる。
来年1月からパスタソースやカレーなどのレトルト食品や調味液、食用油を扱う食品メーカー向けにサンプル出荷を開始、来春から販売を開始する。