凸版印刷、睡眠解析機器が国交省の過労運転防止先進機器に認定
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凸版印刷(株)(金子眞吾社長)が開発した、シート型センサーにより心拍・呼吸などを取得して睡眠の質を見える化できる「SensingWave睡眠見守りシステム」が、国土交通省が2018年8月1日から開始した事故防止対策推進事業における補助制度「過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援」の補助対象機器のうち、「休息期間における運転者の睡眠状態等を測定する機器」に認定された。
同システムは、ベッドマットレスの下などに凸版印刷が独自開発したシート型生体センサーを設置することで、利用者の心拍や呼吸などの生体信号を非接触で取得、睡眠状態を見える化するもの。山形大学工学部応用生命システム工学科の新関久一教授の協力のもと開発した独自のアルゴリズムを用いて生体信号を解析することで、覚醒や入眠、寝返りの有無など睡眠状態の把握が自動的に行える。
今回、運転者が同システムを活用することで、休息時の睡眠状態を把握し、安全に運転することができる状態かどうかの参考値とできることから認定を受け、これにより、同サービスの導入に補助金を適用することが可能になった。