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凸版印刷、環境発電技術で駆動する電子ペーパー開発

 凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、環境発電(エネルギーハーベスティング)技術で駆動する電子ペーパーを開発し、無線通信規格「EnOcean(エンオーシャン)」に対応した電池レスのIoT機器に「表示」を実現することに成功した。
 「EnOcean」は、光や温度、振動などの微弱なエネルギーを集めて電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスティング技術」を使用した電池レスの無線通信規格。電源の確保や電池交換といったメンテナンスが不要な特長を活かし、センサーやスイッチなどでの普及が急速に進んでいる。また、電子ペーパーは超低消費電力、見やすさ、薄型・軽量といった特長を持つ。
 凸版印刷は、この「EnOcean」と電子ペーパーの特長に着目し、約20年間培ってきた電子ペーパーの製造・開発技術により、エネルギーハーベスティング技術を活用して発電した微弱な電力での表示が可能な電子ペーパーの開発に成功した。
 今後、製品の開発ならびに協業先の選定を進め、2019年春に量産を開始する予定。

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