凸版印刷、電子レンジ対応冷凍食品向け紙製一次容器開発
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凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、冷凍食品向け電子レンジ対応紙製一次容器「レンジで楽チントレー」を開発。高付加価値の冷凍食品容器として、食品メーカーやコンビニエンスストア向けに6月上旬から販売を開始する。
冷凍食品を購入した状態のまま電子レンジで加熱できる紙製一次容器。現状使用されているプラスチックや紙製の深絞りトレーと異なり、容器の側面を含めた全面に美粧性の高い印刷が可能であることに加え、容器本体の印刷面積が広いため、加飾表現や法的表示のための外袋や外箱が必要ない。また、フタ材は独自開発の開封構造により、密閉性と開封しやすさの両立を実現している。
高齢化や女性の社会進出増加で冷凍食品市場は拡大しており、市場規模は2020年には2017年比で20%増の5,000億円を超えると予想されている。従来、冷凍食品の容器形態はプラスチックや紙容器に外袋や外箱などで二次包装されているものが多く、市場拡大に向け、新たな形態の容器が求められていた。
同社は2020年度に関連受注も含め、約3億円の売上を目指す。
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