江差町と凸版印刷、日本遺産をVRで推定復元
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北海道江差町(照井誉之介町長)は、凸版印刷(株)(金子眞吾社長)の協力のもと、北海道で初めて日本遺産に登録された同町の往時の街並みを楽しめるVRコンテンツ「江差の五月」を制作した。凸版印刷が2016年から提供する体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム」で公開される。
江差町は、江戸時代後期には材木の積出港として、またニシン漁の盛地として隆盛を極め、数多くの北前船が行き交い、多くの荷物とともに各地の文化を運んだ。その繁栄ぶりは「江差の五月は江戸にもない」と言われるほどで、往時の様子は「江差の五月は江戸にもない-ニシンの繁栄が息づく町」と題したストーリーにより、2017年4月に北海道初の日本遺産に認定されている。
今回、この日本遺産の認定ストーリーを受け、ニシンで繁栄した当時の情景やニシン漁の様子、多くの北前船が停泊していたかもめ島の眺望などをVRで推定復元。GPSと連動して町内9箇所の史跡でVRコンテンツを表示できるスマートフォンアプリとして公開することで、観光客や町民に対し、現地で町歩きをしながら江差町の魅力を楽しめるVR観光体験の提供を実現した。
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