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大日本印刷、AIを活用して店舗の売場を評価するサービスを開始

サービスのイメージ

 大日本印刷(株)は、AIを活用し、商品の陳列方法やPOPといった演出などをチェックして店舗の売場を評価するサービスを4月より開始する。
 店頭では、視覚的に訴えて購買意欲を向上させるVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)理論に基づく売場作りが重視されている。DNPは「誘引(遠距離)」「関心(中距離)」「理解(近距離)」の3つの消費行動のプロセスに分けて、フィールドスタッフが売場を観察、5段階で評価し、その評価ポイントとともに売場改善案を提出する独自のVMDサービスを行っているが、今回の新サービスでは、これまで培った調査員のノウハウや観察データをAIに学習させることにより、売場づくりにおける演出の評価を客観的にリアルタイムで実施することを可能としている。
 調査員が店舗に行って調査〜評価を行う場合、観察および結果の集計、レポート作成、改善案提示に約2週間を要していたが、新サービスは、売場の画像データを読み込ませるとAIがリアルタイムで評価を行い、その結果をレポートにて報告。これまでは、複数の店舗を観察・比較した上で、対象店舗の評価を行っていたが、新サービスでは蓄積された数千件の売場データを使用して比較できるため、1プロセスの画像から評価が行える。

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