全製工連、新たなプロジェクト名称とロゴデザインを発表

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全日本製本工業組合連合会(全製工連、田中真文会長)では、次世代を見据え、製本ビジョン策定に向けてプロジェクトを立ち上げているが、このほど2025年4月1日付で事業名称を「-紙の未来 KAMINO MIRAI-」プロジェクトとし、新たなロゴデザインを発表した。
新たなロゴデザイン「紙の未来」は、折り紙をモチーフにカラフルにデザインされており、イノベーションのイメージも表現している。また、全製工連では、ブランドの世界観を表した冊子を「製本ビジョン 2030」提言書として作成も進めている。
9月6日にANA クラウンプラザホテル福岡において開催される全製工連全国大会・福岡大会では、同プロジェクトの活動内容報告が行われる。また、同プロジェクトは、大会後も製本業界の進化に寄与する事業として継続が予定されている。
全製工連では、製本ビジョンと称し、近年では製本ビジョン2025を業界の指針とすべく、提言書を刊行してきたが、今回のビジョン2030においては、過去に提起した ビジョンの実践を通して、製本業者が新たな収益事業を獲得するモデルの提示を試みている。高いフィニッシング加工技術力とともに、エンドユーザーに近い生産者としての 強みを活かして、既存の取引とは異なる商流で一般消費者向けの製品を開発制作し、よりダイレクトな収益事業獲得を目指している。