全印工連、10月8日「2020全日本印刷文化典長野大会」開催へ
全日本印刷工業組合連合会(滝澤光正会長)は4月22日、東京・竹橋のKKRホテル東京において記者会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大への配慮から、やむなく開催を延期した「2020全日本印刷文化典 長野大会」を本年10月8日、長野県長野市のホテル国際21において開催することを正式に発表した。
会見には、全印工連から滝澤会長、池尻淳一専務理事、そして関東甲信越静地区印刷協議会の江森克治会長、長野県印刷工業組合の藤森英夫理事長と同大会の増田富治雄実行委員長が出席した。
会見の席上、大会実施工組を代表して挨拶した藤森理事長は「開催テーマとして今回、『夢、希望、感謝』を掲げている。コロナ禍により、夢や希望を持てないような雰囲気が漂ってきている。だからこそ今大会を通じて、印刷業界は夢や希望を持てる業界であることを長野から発信していきたい」と、同大会の開催意義について説明するとともに、印刷業界は、「コロナに屈しない」という強い想いを伝えた。
「2020全日本印刷文化典 長野大会」は、「届けたい-夢、希望、感謝」をテーマに開催される。全印工連および関東甲信越静地区協、長野県工組では、これまで開催の是非について協議を重ねてきたが、昨年のコロナショック以降からの各種行事開催の経験値、そして現状における最良の開催方法を検討・実行することで、安全な大会として実施できると確信し、開催することを決定した。また、これまで開催に向けて準備を進めてきた同実行委員会の強い想いから大会名には、「2020」を残している。
現時点では、感染防止の観点から参加人数の上限を設定した上で、記念式典、全印工連フォーラム、記念パーティーなどのプログラムを予定。また、一部のプログラムについては、オンラインライブ配信も計画している。同実行委員会では、感染対策を徹底するなど、開催に向けて準備を進めていく。