全日本印刷工業組合連合会（全印工連）は5月22日、日本印刷会館において在京役員のみの出席による書面議決での令和2年度通常総会を開催し、すべての議案を承認可決した。また、任期満了に伴う役員改選では、新会長に滝澤光正氏を選出した。
　総会終了後に行われた記者会見の席上、就任の挨拶に立った滝澤新会長は、「全印工連では、一昨年度よりブランドスローガン『Happy Industry〜人々の暮らしを彩り幸せを創る印刷産業』を掲げ、この先を見据えた事業を展開してきた。今年度も引き続き、印刷に係わるすべての人々を幸せにする産業の確立を目指すとともに、組合員の皆さんに加入メリットを実感してもらえるような事業運営を行っていく」と述べ、改めて組合運営に対する理解と協力を求めた。
　続いて退任の挨拶に立った臼田前会長は、まず任期中の協力に対し、改めて感謝のことばを述べた上で「本日、新たなスタート切った滝澤新会長をはじめとする新役員の皆さんや全国都道府県理事長の高い志と強い行動力をもって、印刷産業の地位向上と全印工連および組合員企業のさらなる発展、そして印刷産業に係わるすべての人々のさらなる幸せの実現に期待している」と、新執行部にエールを贈った。
【新役員（敬称略）】
▽会長...滝澤光正（東京都）
▽副会長...瀬田章弘（東京都）/鳥原久資（愛知県）/浦久保康裕（大阪府）
▽専務理事...池尻淳一（全印工連）