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西日本製本協議会、福岡大会・製本ビジョン2030などの現況を報告

会議後は大阪・関西万博の講演会も行われた

 全日本製本工業組合連合会(田中真文会長)の令和7年西日本製本協議会(富塚宗寛会長)連絡会が2月7日、ホテル日航大阪で開催された。

 席上、開催工組を代表して挨拶に立った大阪工組の富塚理事長は、今回は関西以西の6工組が参加していることを改めて紹介し、遠方よりの参加に感謝を示した上で、「本日は会議後に大阪・関西万博の講演会がある」とその内容に期待した。

 続いて挨拶した田中会長は、組合員数は減少しているものの、従業員数は増加しているという東京工組の現状を紹介した上で、「AIチャットに製本業が生き残るための具体的なビジョンを尋ねたところ、10秒で7つの回答を得た」として、ニッチ市場への特化やデジタル技術の導入、持続可能性を重視するなどの回答を紹介。その上で「福岡大会で発表される製本業の2030ビジョンでは、AIとは違ったさらに具現化した提案が出ることを期待したい」と述べて挨拶とした。

 福岡工組から「第61回全製工連全国大会(福岡大会)」の概要が紹介され、続いて大阪工組の田中尚寛専務理事が「紙の未来プロジェクト〜製本ビジョン2030〜」の現在の状況を紹介した。

 なお、来年の西日本製本協議会は京都で開催される。

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