（公社）日本印刷技術協会（JAGAT、網野勝彦会長）では、DTPエキスパート認証試験用のeラーニング教材の提供を開始する。

　DTPエキスパート認証制度とは、DTPによる印刷物製作および印刷ビジネスに必要な知識を習得した方を認証する制度。1994年以降、合計61回の試験を実施し、延べ合格者数は23,000人を超えている。

　同試験は、DTPおよび印刷に関する知識を問う択一式の学科試験、与えられた期間内に課題を提出する実技試験で構成。学科試験は、マークシート解答方式にて一斉に実施してきたが、昨今のIT活用の進展を鑑み、第61期試験よりCBT方式に移行し、全国各地に設置されたCBT試験会場の中から、受験者が最寄りの会場を選択して受験することができる。

　また、学科試験対策教材として、これまで解説書籍および公式模擬問題冊子を提供してきたが、今回のCBT方式への移行に伴い、電子媒体の利便性を学習に生かしてもらえるように、eラーニングサービスの提供を開始する。