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日本WPA、カーボンオフセット10,000トン達成へ

会見には、奥会長(中央)と池上鎌三郎副会長(左)と中村慎一郎副会長が出席
ビジュアルコンテスト「最優秀作品賞」受賞作品

 (一社)日本WPA(奥継雄会長)は3月12日、日本印刷会館において事業活動報告会を開催し、現在推進中の事業の進捗状況などを説明した。

 まず、カーボンオフセット事業では、本年3月中に総オフセット量10,000トンを達成する見込みであることが報告された。

 日本WPAでは、印刷物の製作時に排出する二酸化炭素(CO2)を実質ゼロにするカーボンオフセット事業を2009年2月に開始。現在までに50社が参加している。

 報告会の席上、奥会長は、「これまでカーボンオフセットの採用は、IR関連の印刷物が中心であったが、近年ではカタログなどのPR用の印刷物が増加している」と、企業や団体においてもカーボンオフセットへの理解が進んでいるとの見解を示した。

 また、日本WPAの新キャッチコピー「このポスター、工程まで美しい。」をより広く認識してもらうために、会員企業を対象にビジュアル作品コンテストを実施。同コンテストには、会員企業から44点の作品が寄せられ、厳正な審査の結果、最優秀作品賞に上田星華氏(イシイ(株))の作品が選ばれた。

 このほか、来年開催される大阪・関西万博における「TEAM EXPO 2025」プログラム・共創チャレンジに「チーム水なし印刷」として登録したことを報告。チャレンジ名は、「カーボンオフセット付水なし印刷で脱炭素社会の実現を!」とし、今後は関西エリアの会員企業に参加を呼びかけていく。

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