日本WPA、水なし印刷の新キャッチコピーが決定
水なし印刷の認知度向上を目指す(一社)日本WPA(日本水なし印刷協会)は、「第60回宣伝会議賞」に課題協賛し、このほど水なし印刷の新キャッチコピーを決定した。
近年、国内で発行されている企業の総合報告書など、約半数近くが水なし印刷の指定を受けている状況や印刷でのカーボンオフセットの総量が9,000トンに迫っていることなど、印刷業界関係者には環境面でのメリットについて広く理解されているものの、一般社会の人々への浸透が今ひとつの感が強く、この理解を得るために新しくキャッチコピーを募集していた。応募点数1万796点の中から長井謙氏作の「このポスター、工程まで美しい」に決定した。内容はポスター用だが、パンフレットやリーフレットなど、ポスターの文言箇所を差し替えての使用も想定しているという。
カーボンオフセットへの参加企業も拡大し続けており、印刷業界の将来を見据えながら今回の新キャッチコピーを核に、一層環境配慮活動を強めて社会貢献を目指す方針。