（一社）電子出版制作・流通協議会（電流協）の海外デジタルコミック流通研究会は、このほど「海賊版対策に関わる業界団体俯瞰図」の公開を開始した。
　海賊版の被害は未だに甚大だが、著作者や出版社、業界団体などの不断の取り組みにより、海賊版の摘発や海賊版サイトを閉鎖に追い込む事例も増え、海賊版対策は確実に効果を上げてきている。しかし、それらの活動は逐次公開されてはいるが、どの団体がどんな対策に寄与しているのかを全体として把握できるような資料は存在していなかった。
　そこで今回、電流協・海外デジタルコミック流通研究会が独自に調査を行い、全体像を把握できる「海賊版対策に関わる業界団体俯瞰図」（以下、『俯瞰図』）を作成した。
　この「俯瞰図」では、多くの団体や事業者が海賊版対策に尽力し、その結果としてコンテンツ産業の健全な発展が維持されているかを理解・確認することができる。
　なお、「俯瞰図」については、今後も定期的に内容の更新を行っていく予定。