日紙商、製紙メーカー各社に価格修正に関する要望提示
日本洋紙板紙卸商業組合(柏原孫左衛門理事長)は、製紙メーカー各社が2022年9月以降より実施する価格修正(板紙)に関し、「適正で再生産可能な価格定着への理解をユーザーに求め、価格修正が行われるたびに一層高まるユーザーからの不信感を解消するためには、『健全で透明性かつ公平性のある価格体系の実現』が必須であり、ユーザーに対して改定幅の明確かつ説得性のある内容の説明が必要である」との観点から、製紙メーカー各社に対し、以下の要望事項を提示した。
▽ユーザーに対し、これまで以上により丁寧な価格修正を実施する明確な理由の説明および改定幅の理由の開示
▽大手直需先に対する公平な適用時期の実施
▽貴社取引代理店各社への、以上の要望事項の確固たる実施要請
▽エンドユーザーへの告知のための積極的な広報活動の実施
▽需要に応じた適切な生産体制の構築