第24回日本自費出版文化賞、大賞をはじめ各賞が決定
閉じる
第24回日本自費出版文化賞((一社)日本グラフィックサービス工業会主催、NPO法人日本自費出版ネットワーク主管)の最終選考結果発表会が9月8日、東京・中央区のジャグラ本部において開催された。
今回は、昨年を上回る812点(前年比209点増)の応募作品が寄せられ、厳正な結果、第24回日本自費出版文化賞・大賞に藤沼敏子さん(埼玉県)の作品「あの戦争さえなかったら 62人の中国残留孤児たち(上)-北海道・東北・中部・関東編-」/「あの戦争さえなかったら 62人の中国残留孤児たち(下)-関西・山陽・四国・九州・沖縄・中国の養父母-」(地域文化部門)が選ばれた。
また、第1回から第20回まで日本自費出版文化賞の選考委員長を務めてきた色川大吉氏が、コロナ禍で応募作品点数が減少することを懸念し、今回、著書を地域文化部門に応募。選考委員会では、色川氏のこれまでの功績に敬意を表して「特別功労賞」を授与することを決定。しかし、残念ながら色川氏は発表会前日の9月7日、老衰のため逝去した。
なお、今回もコロナ禍のため表彰式は挙行せず、大賞をはじめとする入賞作品の審査講評をまとめた冊子を作成し、各受賞者に配布していく予定。
なお、受賞作品一覧は、日本自費出版ネットワークホームページで公開している。