ページの先頭です

東印工組、クラウド型MIS共通プラットフォーム構築に着手

会見には滝澤理事長(中央)のほか福田浩志副理事長(左)とプロジェクト委員会の田畠義之委員長が出席

 東京都印刷工業組合(東印工組、滝澤光正理事長)は9月7日、日本印刷会館において記者会見を開き、東京都中小企業団体中央会が東京都と連携して実施する委託事業「新しい日常対応型業界活性化プロジェクト」に企画提案した「中小印刷会社向けクラウド型共通基幹システム構築による業界活性化プロジェクト」が受託事業として採択されたことを発表した。
 今回、採択されたプロジェクトは、中小印刷会社が利用しやすく、かつ従来の市販システムにはないクラウドサービス型、サブスクリプション方式による中小印刷産業向け基幹システム(MIS)を構築し、業界全体の管理業務のデジタル化の底上げによる印刷業界の活性化を目指すもの。
 MISの利用イメージとしては、自社パソコンからブラウザーにより、インターネットを経由して東印工組が用意したサーバー(システム)に接続するもので、組合員は自社独自のサーバーを持つ必要がなく、これまで導入の障壁となっていた大規模投資の必要がない。このMISの導入により経営情報の一元管理、収益管理の見える化を行うことでアナログでの管理では把握できていなかった不採算案件の抽出や、より注力すべき案件の見極めが可能となり、適時適切な経営判断を行えるようになる。また、開発については、MIS構築に実績を持つ三谷産業(株)が担当する
 今後は、8月に実施したヒアリングを踏まえ、9月から仕様設計と開発着手、その後、システムテストを経て令和4年3月15日には、事業報告を提出する。

注目コンテンツ