全印工連、三位一体の構造改革を継続推進
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全日本印刷工業組合連合会(全印工連、滝澤光正会長)は5月25日、日本印刷会館において最小限の役員出席のもと、書面議決による令和3年度総会を開催し、新旧年度事業および収支予算などについて審議し、すべての議案を承認可決した。
議案審議に先立ち、挨拶した滝澤会長は「ニューノーマル時代においても『Happy Industry 人びとの暮らしを彩り、幸せを創る印刷産業』であり続けるために、各工組との連携、協力体制の一層の強化を図りながら、印刷産業の構造改革、そして組合員企業の力強い経営と持続的な成長、発展をめざして諸事業に取り組んでいく」との方針を明らかにした。
令和3年度事業計画では、ニューノーマル時代に求められる印刷産業への進化と組合員各社の付加価値の増大を目指し、効率のよいプロダクションによる収益拡大、ソリューションプロバイダーへのさらなる変革、人材の確保と育成からなる三位一体の構造改革を引き続き推進していく。
また、昨年より発足させたDX推進プロジェクトチームでは、年度末までに開発を終えた組合員同士の生産連携と高効率化を図るためのDXプラットフォームシステム「DX-Plat」をモデル地区における試験運転を行い、今後に向けた条件整備と運用制度に着手し、いち早く本格導入を目指して推進していく。