印刷インキ工連、グラビアインキ向け環境配慮型インキ認定制度策定
閉じる
印刷インキ工業連合会(川村喜久会長)は2019年4月1日より、グラビアインキ向け環境配慮型インキ認定制度「バイオファーストインキマーク制度」の運用を開始した。
同連合会では、これまで「NL規制準拠マーク」「植物油インキマーク」「インキグリーンマーク」などオフセットインキを中心とした環境配慮型インキ認定制度を策定・運用してきた。
今回、新たに制定された「バイオファーストインキマーク制度」は、グラビアインキを対象とした環境配慮型インキ認定制度。同制度は、インキ乾燥塗膜中のバイオマス成分量を指標として、基準を満たしたインキおよび当該インキを用いた印刷物にバイオファーストインキマークが貼付でき、環境への配慮を広くアピールすることが可能となる。
具体的な認定基準(マーク貼付条件)については、グラビアインキが「NL規制に準拠していること」「トルエン、キシレンを使用しないこと」「インキ乾燥塗膜中にバイオマスを10重量%以上含むこと」、また、グラビア印刷物が「同制度が認定したインキを使用すること」「トルエンおよびキシレンをインキに添加して印刷に用いないこと」となっている。