スイスのルツェルンで開催されたHunkeler Innovationdays 2025において、コダック社のKODAK PROSPER 7000 Turboプレスで印刷したアプリケーションが話題を呼んだ。

　業界メディアやアナリスト向けのイベントで、映画「ラスト・ショーガール」と2つのミュージック・ビデオ（Kesha's JOYRIDEとAntsLive's CAPTAIN ANTS）から切り取ったシーンを連続で印刷。ヨーロッパで初公開となった世界最速の輪転インクジェット印刷機のスピードを実証した（YouTubeで会場の様子を紹介）。

　ターボモードを活用し、水性のKODAK EKTACOLORインクを使用して410m/分（1,345fpm）のスピードで映画のシーンを印刷。画像を印刷する際、同プレスは非常に高いフレームレートを実現したため、映画は印刷機の品質監視システムモニターでスムーズに再生された。

　「このユニークな展示は、印刷業界に革新と進化をもたらし、最先端技術の開発に対する当社の継続的な取り組みを強調するものだ」（コダック取締役会長兼最高経営責任者・ジム コンティネンザ氏）