SCREEN、上質紙などに対応するモノクロIJ向け高濃度インク発売
【drupa2024出展情報】(株)SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA)はこのほど、ロール式高速インクジェット印刷機「Truepress JET 520HD mono」に搭載可能な新たなインクとして、上質紙やインクジェット上質紙用の高濃度ブラックインク「Truepress ink SU(SUインク)」を開発し、販売を開始した。
Truepress JET 520HD monoは、コート紙から上質紙まで印刷可能な万能インク「Truepress ink SC(SCインク)」とセットで、2020年にリリース。現在では、改良を加えたインク「Truepress ink SC+(SC+インク)」との組み合わせにより、モノクロ印刷におけるさまざまなニーズに応える印刷機として使用されている。
モノクロ印刷の需要が最も多い出版市場では、「Truepress JETシリーズ」をはじめ高速連帳インクジェットデジタル印刷機の活用機会が増え、上質紙に対する印刷品質への要求が高まっていることからSCREEN GAでは、上質紙への印刷にターゲットを絞り、少ないインク消費量で、高濃度でありながらにじみが少なく、シャープな文字品質を実現するインクの開発を進めてきた。
今後はTruepress JET 520HD monoにおいて、コート紙から上質紙まで幅広い用紙適性を持つ「SC+インク」と、上質紙において印刷品質の高さを発揮する「SUインク」を選択できるようになるため、モノクロ印刷物におけるそれぞれの品質要求に合わせた印刷が可能となる。
なお、Truepress ink SUによる印刷サンプルおよびTruepress JET 520HD monoの実機は、現在開催中の「drupa 2024」に展示されている。