富士フイルム、軟包装印刷向け水性IJ「Jet Press FP790」発売

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【drupa2024出展情報】富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)は、インクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズの新ラインアップとして、軟包装印刷市場を対象とした水性インクジェットプレス「Jet Press FP790」を発売した。
同社は、2011年に「Jet Press 720」(現在は「750S」)を世界の商業印刷市場に導入し、オフセット印刷を凌駕する高画質を実現。その商業印刷市場で培ったインクジェットの知見や機器の販売ノウハウなどを生かし、今回新たに軟包装印刷向けに「Jet Press FP790」を市場導入する。
同プレスは、1,200dpi×1,200dpiのプリントヘッドで最大790ミリ幅のフィルム基材に対して毎分50mでの高速印刷が可能で、CMYK各色のプリントヘッドに加え、2組の白色プリントヘッドを搭載している。これにより、カラー印刷の下地色となる白色の濃度を向上させ、カラーインクの発色性を高めることが可能である。さらに、印刷前の基材に処理液を塗布する機構を搭載し、撥水性のあるフィルム基材に対しても高いインク密着性を付与する。
なお、同製品は5月28日からドイツ・デュッセルドルフで開催される国際印刷・メディア産業展「drupa2024」の富士フイルムブースに出展される予定。